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究極の愛し方

レイコは僕とのドライブが好きだ
そして、僕もレイコとのドライブが好きだ

ドライブ中はレイコのおしゃべりが心地良く車内に響く

レイコが好きな音楽を聴きながらレイコの好きな場所に到着

ここへはもう何度来ただろう…だけど、それも今日で終わりだ

明日からはレイコとドライブすることもない

言い聞かせたからレイコも納得してるはずだ

僕らは二人の場所にサヨナラをしてまた帰路へと走り出した

僕の家まであと1キロ足らず

通り慣れたこの道もレイコと通るのはこれで最後

そう思うとやっぱり寂しいけど、もう僕らはそうするしかないんだ

この交差点を過ぎて左折すれば僕の家が見える

信号は青、僕は走り続けた

そのとき目の前が急に真っ暗に⁈




僕はどうやらあの交差点で交通事故に遭い死んだようだ

レイコが隣にいる…

ええ⁈

「レイコ、どうして君がここに?」

レイコは僕の手を握り遠い空の彼方まで連れて行く

「レイコ、僕を迎えに来たのかい?」

「ええ、あなたは私だけのものなのに、私から離れようとしたからよ」




レイコは三年前病気で亡くなっていた

レイコの買ったばかりの愛車を託された僕

今日までレイコだと思って大切に乗っていたけど

やっぱり辛すぎて…

僕はレイコの愛車を手放すことに決めた

ひょっとして、あの事故はレイコが…?





きっとそれがレイコの究極の愛し方なのだ

僕はレイコの手をそっと握り返して

「安心して もうずっと一緒だよ」

その言葉にレイコは、僕の隣でいつまでも笑っていた





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